浮気なんてしないってば
まだ同棲していた時。私が今の夫に聞いた。
私「浮気すると思う？」
彼「しないよ」
私「どうして？」
彼「そんな暇ないもん」
私「じゃ、暇があったらするわけ？」
彼「しないって」
あ、この人ほんとに浮気しそうにないですね。 ここでさらっと「キミを愛してるから」と言ってしまえるのは、相当慣れてるという事ですよ。浮気できたり、フタマタかけられたりできる人ってのは、こういう事が不自然にならなくできるんでしょうね。
で、この状況で、慣れてないオトコ（ワタクシの事であります）の心理は↓こう。
私「浮気すると思う？」
彼「しないよ」（何で今さら、こんな事をあらためて聞くのだ？←らぶらぶな状態なのに、質問される意味が解らない。心理的には既にパニック。）
私「どうして？」
彼「そんな暇ないもん」（「愛している」ということは、無意識化されていて、言葉になって出てこない。で、別の言葉・理由を必死になって探す。他に目を向ける余裕など全く無い、という意味で「暇がない」と言ってしまう。言葉を捜している態度・間が、何か隠しているとか、思われてしまいかねないのだが、そこまで気が回らない。）
私「じゃ、暇があったらするわけ？」
彼「しないって」（目の前のあなたで一杯一杯で、暇がある、という状態自体がありえない。ありえない条件の結論が他と矛盾してたって実害は無いんだけどな。ああ、なんて説明したら良いのだろう？何か怒ってるし。超パニック。）
(略）
私「女がそういう時に期待する返答は「キミを愛してるから」でしょーが！」
（ああ、そうなのか。オンナゴコロというのはそういうものなのか。愛してるという言葉が足りない時の質問なのね。良い勉強をした。でも、それっていじわるクイズみたいだな。そんなの解るかぁ～逆ギレ。）
でもでも、ウブな旦那はこのあと何度も同じ失敗を繰り返す事になるのです。はぁ～。
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