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夏休みは天王山!、のはずなんだが…

 夏休みネタでもう一つ。 ウチの高校は地域では割と進学校、といっても地域一番は別にあるんだけど、ついでそこは自分らの同学年で甲子園にも行ってしまいやがるんだけど、それはどうでも良くて。
 高校三年生の夏休みと言えば、受験雑誌によれば、「天下分け目」だの「天王山」だのまぁいろいろと書いていたりするのだ。このくそ暑いのに勉強しろしろと、クーラーの無い貧乏人は開館前に図書館に並べと。クラブも引退し、受験勉強一色の夏休みのはずだよねぇ?
 ところが、だ。この高校の連中は、確かに一学期でクラブを引退し後進に譲るのではあるが、その後何をトチ狂ったか、秋の大イベントの準備に奔走するのだ。学校の回りを囲む雑木林にちなんだ名前のその『祭』は、9月の秋分の日が絡んだ連休の4日間に4つの祭が連続して行われる。
 一日目:合唱祭 二日、三日目:文化祭 四日目:体育祭 その夜:後夜祭 
 それぞれの実行委員会の中心は、三年生である。体育祭縦割りクラスチームの中心である、応援団のリーダーも三年生である。 合唱祭は、全クラスごとの参加(当然、審査上位を独占するのは三年生だ)だし、文化祭もすべてのクラスが企画を出す(三年生は劇が主流だ。劇場は各教室なので何度も公演がある)。しかもクラブや委員会の企画は別にある。後夜祭は、廃材を使ったファイやストームでフォークダンス踊るだけだが、実行委員はやたら燃えている。事あるごとに「後夜祭を入れて4祭です!」と主張する。 後夜祭すっぽかして打ち上げに飲みにいってしまうウチのクラスみたいのもいるから、気持ちも解るけどね。
 もちろん、それぞれの準備は二学期になってから始めても間に合わない。一学期中に全て計画され、夏休みに実行される。それぞれの祭りの準備・練習のために夏休み期間中何日も"召集"される。新学期は既に追い込みだ。特に応援合戦は花形であり、毎年趣向が凝らされる。特製の演台や、ハリボテ・衣装。近所の竹やぶから分けてもらった竹で作った特大旗竿。そこには各”団”のシンボルカラーが染め抜かれた団旗がはためく。流行歌からまたかどっかの大学の学生歌からパクッて来た"伝統"の応援歌(在学時、せいぜい10周年であった)。マスゲームをやった団もあった。なぜか女子は高校では指定されていなかったブルマを穿いてたが。緑団ではなぜか「大根踊り」まで。
 ホントに莫迦な連中である。当時の体育教師の一人はこう語っていた。

  「これさえ無ければ、みんな浪人する事無いのにねぇ…」

 実際、男子は大学よりも予備校に進学するほうが圧倒的に多かった。女子は現役だけどね。
そのための悲喜劇があったかどうかは、私は知らないが、浪人中に元同級生の誰それちゃんにオトコがデキたなんて話を聞くと、なんでぇって気にはなったもんだ。
 で、甲子園に行った奴らと一緒の予備校に行ったってことが慰めになったりならなかったり。

…風の噂によると、今もそのまんまらしい。莫迦の伝統は崩れない。困ったものだなあ。

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Comments

こんばんは。
佐賀県内のとある県立高校では、毎年11月上旬に行われる有名な祭りに向かって燃え上がる→受験勉強はそれからという追い込み気質な伝統があるという話を思い出しました。そこも田舎とはいえ県内では歴史のある進学校なのに。
ちなみにわたしの出身高校は、3年の8月まで部活やっていただけで担任から「まだやめないんですか..」と嫌味タラタラ言われるようなつまんないところでした。頭きたので大学は合格してやりましたけれど。

Posted by: 「あ」 | 2004.02.24 at 12:01 AM

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