「円周率は約３」でも良いのだが…

quatro: 方法がおかしい

「円周率を３」ってのを聞いた時、文科省トチ狂ったかと思ったよ。

　本編と関係ないところの突っ込みですみません。「円周率を約３」で教えるのは、悪くはない方法かなとおもいます。あくまで「約」なら。
　息子君の計算問題を見ていると、たまに位取りを間違えて、234+34=538とか、そういう間違いをしてくださる。約200と約30を足して約500になるわけないだろう？　
　おおよその数で、大体の答えを即座に見積もるというのは大事な事です。だからとりあず円周率＝３で計算して、大体こんなもん、と捉えるのは重要です。
　で、問題が起きるとすれば、でも本当は３じゃなくて、果てしなく続く循環もしない小数なんだ、という事を実感する機会を失うかもしれないという事かも。（純粋数学的には、この不思議さに興味を持って欲しいだろうしね）

　有効数字を考えれば、３で計算したって構わない場合だってある、ってとこまで教えられれば完璧なんですけどね。（こっちは数学屋じゃなくて工学屋の発想ですけど）

＃百ますの時間よりも、文章題から式の組み立てができるほうを、より多く褒めてあげたいものです。